新作ボドゲ会

しばらく予定が会わずにご無沙汰していたのだが、KAZが平日晩にやってきてくれたので急遽ボドゲ会。こないだ買って寝かせていた新作を遊んでみた。参加者はKAZ、ゆう、YOU-YAの3人。
「7つの島2版」
ようやく購入できた有名同人ボドゲ? しかしコンポーネントは一般のボドゲと比べても遜色無いどころか、かなり上等な出来だ。
システムはいわゆるドミニオン系。ただしカードセット以外にボードがあり、ここに駒を配置することで様々なリソースが得られる。このボードが7つ+αあり、異なるシナリオとして遊ぶことができる。
他にアクションや購入数の制限がなくなった代わりに食糧というリソースが追加されて、キャラクターカードの使用制限になったり、金や食糧チップの導入で次ターンにリソースを持ち越すことができる点が異なる。カードのデータは多くなったが、プレイ感覚はドミニオンよりもカジュアルな感じだ。カードの勝利ポイントが分散してカウンティングしにくいのもそういう意図なのだろう。最近食傷気味なドミニオン系ではあるが、なかなか面白かった。ドミニオンを遊んだ上でよりカジュアルなゲームを求める人におすすめ。とりあえずボードの組合わせだけで30回くらいは遊べそうだ(笑)

「倉庫の街拡張セット」
世間の評価はあまり聞かないが、絶妙な競りゲームとして個人的に評価の高いゲーム。拡張セットはなんと、基本セットと同数の追加カードに金属製のコイン。コンポーネントとしてはかなり豪華な追加セットだ。
肝心のゲームだが、1ゲームに追加カードも含めた全てのカードを使用する。毎ラウンドの収入と競り駒が1つ増えるが、競り合うカードの枚数も倍になる。増えたカードは「予約」という、新方式の競り(しかし既存の競りと同時に解決する)で獲得する。
今までと同じ感覚だが、コインやカードが増えてもう少し余分にカードを得られる。当然時間はやや伸びるが、収入が増えて、逆に流れるカードも増えたためゲームのカツカツさはやや薄れた感じ。基本セットを遊んだ上で、目先の変わるカードを投入しつつゲーム自体を変えてしまい、それでも同じ味わいを残している。基本セットが好きなら間違いなくおすすめだ。金属コインの豪華さも好きだが、こちらは紙でもいいやと言う意見もある(笑)

呉に行ってきた

最近の休日は家でゲームか、買い物くらいの状態だったので久しぶりに嫁と呉に行ってきた。「大和ミュージアム」には以前行ったので、今回は海上自衛隊関係と飲食関係が目当て。地ビールに期待して電車でGO!!
移動中にいろいろ検索していると、目当ての一つだった、「海自の艦船見学」が本日中止になっていることに気付いた。ややテンションダウン(笑)
仕方ないので商店街に出て、コーヒーの専門店に行ってみたり、喫茶店で格安ランチを食べてみたり。名物のフライケーキは熱々、サクサクで確かにうまかった。
その後海自の施設を見学し、観光コースを回ったあとで地ビールの店へ。巨大な肉じゃがやソーセージとビールの組合わせは最高。気分良く帰宅したあとで、録画しておいたゴーバスターズとフォーゼ、プリキュアを観る(笑) 夜にはみかぬとバトルブレイクの対戦もできて、充実した週末だった。さて、また月曜からお仕事頑張りますかー。

昨日は

自分の誕生日だった。えーと、何回目だっけ?(笑) 嫁からは良さげな財布を貰い、(先日)居酒屋で乾杯した。感謝せねばと思っていたら、1週間後にはホワイトデーか。今月は節約せねば。
最近自分の周辺では、結婚に出産にと慶事が続いている。めでたいことだがこれも出費が大変だ。さて次は誰の番かな?(笑)

3/4 イエサブ広島大会

5弾後初の大会ということで、気合いを入れて出てきたら生憎の雨。そのせいか参加者4名とちょっと寂しい状況だった。
とりあえずデッキはこんな感じ

クリオ
看護兵
キングアダムス
強欲のアワリティア
色欲のルクスリア
サンダリアン
チャクラ星人
白亜王
サウスカリフォルニアパール
獅子王(5弾)
クラウン絶対成功無効、1ダメ、プッシュ2、封印

キングアダムスから強欲に繋ぎ、あとは好き放題のデッキ(笑) 色欲と獅子王、白亜王とコイン消費が多いので回復多めだ。

レギュレーションも参加者にお任せ状態だったため、総当たり、交換フィギュア無し、30分制限から途中で時間制限無しに変更した(笑)

まず1戦目は黄緑青バランス型デッキ。キングアダムスと不死フェニックスで自分の城を割り、突撃してくるデッキだった。
まず序盤に絶対成功で強欲を割られ、コイン供給が厳しくなる。その隙に甲虫王が来て城を割られる。先攻されたので守りぎみに戦っていたが時間が厳しくなったので城ごと特攻、するもここで絶対成功>クラウン絶対成功無効で撃退される。

2戦目。相手はガイア勢にキングアダムスの入ったデッキ。メデューやトカゲ弓兵などのコンボ型。お互いのアダムスを出したり退いたり綱引きがあったあと、こちらがやや不利な状況で敵のアダムスが前進してきた。ここでパール2連撃(退去)、色欲(反撃死亡)、サンダリアンで一気に3枚ブレイクに成功。最後は白亜王で割って終了。キングアダムスの前進は危険、という教訓を残した(笑)

3戦目の相手は今日まで5弾が入手できていなかったそうで、4弾までのフィギュアで構成された黄緑の重城ブレイク型。先手を取られ、109に割られたコインがいきなり「クラウン絶対成功無効」。向こうの城は動かないので逆に狙いにくい(笑) 殲滅方向で動くが残り城1枚まで追い詰められる。全てのフィギュアを投入して城を守り、最後は獅子王が活躍してなんとかデッキブレイク。

ということで2勝1敗でまたしても2位。シルバーの呪いでもかかっているのか、単に詰めが甘いのか(笑)

キングアダムス参入による環境の変化

実際に使ってみて、予想以上にパワフル&面白いフィギュアだったキングアダムス。大会用デッキを作りがてら、こいつの登場によって変わったところを考えてみる。
「先攻の優位」
城ブレイクデッキには言うまでもないが、先攻の強みは以前もあった。それが更に加速するのは、「キングが城に乗る前に城ブレイクするチャンス」があるからだ。攻撃側にとっては低レベルフィギュアで命中させるチャンスだし、防御側から見ると1枚目の城コインをランダムにブレイクされることで、その後の計画が狂いかねない。軽量速攻デッキの生きる道は、じゃんけんで勝つことだ(笑)

「城コイン」
自分で割るコインを選択できることで、城コイン戦略は大きく変わった。特定フィギュアを支援する効果(雑魚、ドラゴン、クラウン)が使いやすくなり、タイミング次第で不発になりがちな効果(絶対成功無効、ドラゴンブレイクなど)を有効活用できるようになった。城を守る効果として鉄板だった反撃2、退去に代わって1ダメ、プッシュ2などの「城ブレイクした者以外のフィギュアを狙える」コインの価値が増した。
キングアダムスの連続城ブレイクを防ぐ効果としては、「退去」「プッシュ2」「守備」「封印」「歩行3」「飛行2」などかなり増えた。更に相手のキングを直接狙える「1ダメ」、低レベルを完封する「絶対成功無効」、ブレイク前も後にも使える「クラウン〜」など、戦略に合わせたコイン選択のバリエーションが増えた。特に「クラウン絶対成功無効」はクレセント斬りなどでの一撃死を防ぐために入れておきたい。
「低レベル城ブレイクフィギュア」
前述した通り、先攻を取れないと城に触れない4WD、2ターン以内に城にたどり着けないヒナモグ、命中率の極端に下がったバズーカ歩兵、2枚ブレイク率の更に落ちたビーム歩兵あたりの価値は下がった。これらのフィギュアの多くがエンパイアなのに、エンパイアにはクラウンフィギュアが無い。命中率を補うためにドゴロチにバハムートを付けるか。軽量速攻型のみでは生き残れない環境だ。
逆に城が動くために、登場して即城攻撃ができる可能性も出てきた。109+ドゴロチなどのコンボはまだ期待してよい確率だろう。自分のキングアダムスの移動支援ができ、同レベルで殴れるアビリティDEXも有用なフィギュアだ。

「高レベル城ブレイクフィギュア」
こちらは現状あまり変わらない。連撃持ちやブレイク能力(クレセント、メデュー)は脅威だが、前述の通りきちんと対策しているキングには通用しない。むしろガネーシアン、大電人Mといった出撃時ダメージを与えるフィギュアには要注意だ。これらのフィギュア数と「帰還」などの城コイン次第では、一切城に触れることなく城ブレイクできてしまう。相手のデッキによってはキングを城に乗せない戦術も必要だ。
「防衛フィギュア」
キングアダムスをいかにして守るかだが、マップの隅に移動して引きこもるタイプと、あちこち移動して逃げまわるタイプ、更には敵陣に突撃して暴れる特攻タイプもあるだろう。いずれにしても、なんらかの形で城を守るフィギュアが欲しいところだ。
まず今まで効果的な防衛フィギュアだったピーコックペガサスだが、全体的に火力の向上した現在ではあまり長持ちはしないだろう。それでも使えるフィギュアだし、クラウン+低レベルのコンボデッキという道もあるかも。
コンボ+装甲&挑発で引きこもり型用に使えそうなカフカ&パピヨンは、消費コインが多いので使用タイミングが難しい。残りコインで攻めに使えるフィギュアを準備しておきたい。
ビャッコは防御力を向上させつつ、攻撃力と機動力を持った優秀フィギュア。ただし他の効果によるブレイクは防げないので、序盤の守りやクシナダなどの補助も必要だ。むしろ通常の城(キングなし)の守りに有効か?
クシナダは出撃時ダメージでの城割りを防いでくれる。色欲のコイン効果でも防げるが、相手にクシナダがあると使えなかったり、安定性ではクシナダに分がある。逆に色欲はトリヤマロボやフェニックス対策に有効だ。城ブレイク系ならクシナダ、回復を備えた殲滅系なら色欲が相性が良い、かな?

あれこれ考察してみたが、既存フィギュアも含めて選択肢の幅が拡がり、予測のつかない環境なのは間違いない。ますます面白くなってきたバトルブレイク。あとはもう少し販売をがんばって欲しい(笑)

フラッシュポイント

ボドゲ会ではないが、TRPGで人が集まったときに遊んでみた。参加者は5人。
フラッシュポイント」は最近流行の協力型ゲームだ。火災現場に踏み込んだレスキュー隊になり、延焼を食い止めながら現場に残された要救助者を救出していく。
プレイヤーは手持ちのアクションポイントを消費してマップ内を移動し、火を消しとめ、時には壁を破壊して救出ルートを作る。その後ダイスで決められた場所で火が起こり、時には爆発して延焼する。10人中7人を救出出来ればプレイヤーの勝利。被害者が増えたり、建物がダメージを受けすぎて倒壊したら敗北だ。
協力ゲーの火付け役、「パンデミック」「禁断の島」と比べて、イベントがカードではなくダイスなので気分的にはゆるい感じだ。ただし通常ゲームでは高温点や危険物による連鎖爆発も起こるので、ダイス次第でいきなり詰む可能性はある。
通常ゲームでは役割カードもあり、通常よりAPの高い一般隊員や他人を動かせる指揮官、消火は苦手だが救助者を手当できる看護師などを選択できる。特長を活かしてチームワークで救助活動を行うというのはなかなか面白い感覚だった。
簡単なファミリーゲームでは救出クリア、通常ゲームでは倒壊エンドだったが、なかなか好評だったと思う。プレイヤーのアクションの後に「点火」するのは協力ゲームのお約束だがマッチポンプ的な感じではあるが(笑)
カードなどは無く、全て公開情報なのでシステムは分かりやすい。ボドゲ初心者を含めたゲーム会にお薦めの作品だ。

5弾感想 その4

忘れ物。
「ドラゴンブレイク」
問答無用でドラゴンをブレイクしてしまう効果。ドラゴンアイコンの効果を無視してブレイクできる優れものだ。出るタイミングを操作できるタイプのデッキには有効なコインだろう。
ドラゴンさんのブログでこれが抜けてたのは素なのか意図的なのか(笑)

「キングアダムス」
デザイナーズブログで効果が解説されたのでようやく評価できる。
城フィギュアはメリットとデメリットが表裏一体の効果を持つ。その辺りを活かせるかどうかで評価は大きく変わってくるだろう。
まずデメリットはフィギュア化することでダメージを受ける効果が増えること。出撃時ダメージやフェニックス、連撃持ちは要注意だ。これをカバーするには、城を守るか、短距決戦かのいずれかだろう。
逆にメリットはというと、これが意外に多い。まず城が移動できることで、攻撃から逃げやすくなる。また隅に移動すれば他のフィギュアで守りやすくなる。更には空いた城マスは出撃マスになるので、敵城への距離が近くなる。これは城ブレイクデッキには大きい。
次に城コインに乗ることで、戦略的にコイン効果を使える。使うコインを選べることはもちろんだが、フィギュアブレイクデッキにも城ブレイクを強いることができるので全てのコインを使いきることができる。重量級のフィギュアを使いやすくなるかな?
更に3レベルながら防御力を持つ。ビャッコが隣にいれば防御力5、コイン効果を使えば7になる。低レベルからの城ブレイクを防ぎやすくなるし、[クラウン]絶対成功無効があれば無効化すらできる。
最後に城コインに乗ることで、手持ちコインとは別にフィギュアを出せる。序盤戦に出せば+4コインということで、実は速攻型の戦略にも使えるわけだ。

使い方次第で要塞型のデッキにも、短期決戦にも使えるキングアダムス。リスキーではあるが、今後の台風の目になることは間違いない。