妖怪つみつみショーギ その1

長らく放置していたブログを久しぶりに更新w

昨日発売された新作ボードゲーム、「妖怪つみつみショーギ」を購入してみた。このゲーム、以前「バトルブレイク」という名前で販売されていたミニチュアフィギュアゲームに近いルールで、それにハマっていた人達の間で話題になっている(自分もそのクチだが)。しかしそこをプッシュしてもバトブレを知らない人には意味がないし、新規ユーザーが増えて欲しいのでここでは新作ゲームとして見てみる。ちなみに妖怪ウオッチについては何も知らないw

というわけでこの「つみつみショーギ」は、タイルとダイス、ボードを使った2人対戦のトレーディングタイル(カードではない)ゲームだ。一つ購入すれば2人で遊べる「対戦パックセット」が1200円、追加のタイルが4つ入ったブースターパックが200円、100円ガチャでも2つ100円で売られている。他のトレーディング系ゲームと比べても安価な部類だろう。

ルールは公式ページに掲載されているが、対象年齢6歳以上と簡単なもの。妖怪ウオッチのキャラクターが印刷された妖怪駒は可愛くてコレクション性もある。しかし大人ゲーマーも納得できる奥深さも持っている。

プレイヤーは1デッキ12枚の妖怪駒(タイル)と、3枚の王将駒を持って対戦する。3×5のボードの端にお互いの王将駒を裏向きに積み、妖怪駒はボード外にこれも裏向きに積む。妖怪駒を自陣から出して敵陣に進み、敵の妖怪駒や王将駒を攻撃する。勝利条件は相手の妖怪駒を6つ倒すか、王将駒を3枚倒せば勝ち。戦闘の判定には特殊ダイスを使い、多少のランダム性がある。1ゲームは20分くらいか?

ゲームの肝は「つみつみショーギ」のタイトル通り、駒を積むところだ。駒にはレベルがあり、出撃するときにレベル分の駒を積んで出す。この枚数が駒の体力で、ダメージを受けたり特殊能力のコストとして支払うと手元に戻る。体力が無くなるとその駒は撃破されてしまうが、それ以外の手元に戻ったタイルは再利用できる。どのタイルを駒として出し、どのタイルをコストとして使う(=温存して後で使う)かの選択や、あえて(能力を使って)駒のタイルを減らし、多数の駒を戦場に展開するといった戦術が重要になる。

タイルは1ターンに2枚引けるので(最初の手札を含めて)5ターンで全て引いてしまう。反面、勝利条件は駒6枚の撃破なので、戦場に出ないままコストとして使われるだけのタイルも存在しうる。遊兵を作らず、戦力を最大限に活かした者が勝つゲームということだ。
とは言えそこまで難しいことはなく、強い駒を出したり駒同士のコンボを狙ったり、戦闘のダイスに一喜一憂するだけでも楽しめる。この辺りの運と戦術のバランスが、好きな人にはたまらない要因だ。

偉そうなことを言っているが自分も買ったばかりで対戦経験はほとんど無い。これから戦術やらデッキ構築やらいろいろ考えてみたい。