日曜日ゲーム会

……の予定だったのだが、予定が合わずに仕事帰りのKAZがちょっと遊びに来たという状態。新作を試してみた。
「ルーンウォーズ」
ルーンバウンド」「ディセント」等と世界観を共有したデッキビルド(いわゆるドミニオン)系ゲーム。ある程度しゃぶられ尽くした感はあるが、一工夫ある面白いゲームということで手を出してみた。
まずデッキビルド系なのに初期デッキの選択がある。4つの種族から1つを選択し、そのカード4種を購入してデッキを構築する。つまりデッキビルドの自由度という点ではイマイチだが、ある程度バランスの取れた編成が最初からなされている。
次に残りの中立カード(全員が共通で購入できるカード)は3枚、シナリオで決められている。これだけ聞くとバリエーションの少ない軽量ドミニオンのようだが、それに加えて勝利条件カードとシナリオごとのイベントカードがある。これがこのゲームの肝だ。
勝利条件はシナリオによって大きく異なり、ボスを倒すものや他プレイヤーを打倒するもの以外に、「イベントカードがなくなるまで全員が生き残る」というものもある。つまりシナリオによって、対立ゲームが協力型ゲームに早変わりするのだ。ドミニオン系ゲームに食傷気味だったウチのメンバーも協力プレイには引き付けられたようで、連敗しながらも種族や戦術を変えて何度もチャレンジした。カードの組合せのバリエーションは他のデッキビルド系にはかなわないが、4つの異なるゲームができると考えればお買い得だ。追加のシナリオや種族を期待している。(ゆう1勝、協力シナリオ3敗)

ハゲタカのえじき
古典バッティングゲームの日本語版。とはいえカードは数字だけなので言語依存は無し。対応人数が6人になったのは嬉しいところだ。
プレイヤーは10〜-5の得点カードを取る(又は取らない)ために、1〜15の数字カードを同時に出す。プラス得点の場合は最大のカードを出した者が獲得できるのだが、同数のカードを出した場合はキャンセルされ、次点のプレイヤーが獲得する。10点のカードに対して、素直に15のカードを出すか、放棄して1を出すか、上位のバッティングを期待して程よい数を出すか。性格や人数、状況によって選択は大きく異なる。シンプルながら奥の深い名作だ。(KAZ1勝、YOU-YA1勝)