城コインの攻防

「バトルブレイク」広島大会の決勝戦を2つ見て(1つは小学生部門、1つは自分が対戦していたわけだが(笑))、城コインの重要性を痛感した。城ブレイクを狙うプレイヤーなら城コインの怖さは知っているとは思うが、再確認のためちょっと書いておく。
まず小学生部門の決勝戦。どちらも父親と一緒に遊んでいるだけあって、ガチ編成な城狙いデッキ。しかも1体を除いて全く同じ編成だった。先手を取ったプレイヤーがアビリティDEXを突撃させると、後手プレイヤーはケルベロスを出撃。当然アビリティDEXを迎撃……と思いきや、こちらも城に向かって突撃。お互いほぼノーガードで城を殴り会う展開になった。アビリティDEXは次ターンに城を殴れるが、ケルベロスは3ターンかかる。同条件なら先手有利……かと思いきや、勝ったのは後手プレイヤーだった。
現在、多くの城ブレイクデッキは、城コインの編成を、「退去」「反撃2」「飛行2」「歩行3」という構成ではないだろうか。ここでお互いが城ブレイクを狙う場合、城コインの出方が非常に重要になってくる。2枚ブレイクへの対策として「退去」「反撃」は欠かせないが、城を殴るためにはこちらのアタッカーが良い位置にいるときに移動コインが出て欲しい。この城コインの順番が勝敗を分けた……ような気がする(笑) 二人とも凄いスピードでプレイしていたので、細かいコイン順までは把握していないのだが(笑)

続いて一般の部決勝。……つまり自分が負けた試合だが、こちらは最初、相手のダイス運が非常に悪かった。城ブレイクを2連続で失敗。この時点でこちらが圧倒的に有利……かと思ったのだが、終盤はこちらが城コイン1枚、相手が2枚という状況になり、押し込まれて負けてしまった。なんで?(笑)
まず基本的に、自分は相手の攻撃が成功する前提で動いている。相手の城攻撃を前提として、ビーム歩兵を出撃させていたのだが、移動コインが出ないと突撃できない(笑) そうこうしているうちに、相手のフィギュアにビーム歩兵は排除されてしまった。まあこれは牽制のための戦術だから仕方ないが。
逆に、こちらの攻撃は城コインに恵まれなかった。突撃させた甲蟲王が残りコイン1になったところでホシクジラ出撃。甲蟲王のコインを回復させて城に隣接。ここから城への連続攻撃……と思っていたら、最初に出たのが「退去」。更に悪いことに、甲蟲王への緑コインがなかったので、そこからろくに移動もできず、城の防戦用として使うしかなくなってしまった。この辺りの判断ミスが敗因だろう。
つまり、「負けたのはダイスじゃなくて城コイン運が悪かっただけなんだからね!!」と言いたい訳ではなく(笑)、自分と相手、双方の残りコインの内容を意識したプレイングが必要だということだ。
相手のコインに「退去」が残っているなら、こちらの城攻撃は他のフィギュアを先に動かし、妨害されないようにしたい。逆に移動コインがあり、相手のアタッカーが出ているなら、迎撃のために城攻撃を先に済ませる(突撃してきたアタッカーを残しておいたフィギュアで攻撃するため)べきだ。当然両方の可能性があるときはケースバイケースだが、そこを運任せにせずに想定して動くことで、多少の不運はカバーできるものだ。

そろそろ第三弾の情報が出てきているが、城ブレイクを強化するフィギュアが登場する反面、城コインではまた凶悪な城ガード効果を持つものも出るようだ。ちょっと見ただけでもいろんなスタイルのデッキが増えそうで楽しみだ。それまでは今あるフィギュアで腕を磨いておこう。