自作ゲームのこと

TRPGのマスターが好きで、ボドゲもやっている。こういう入出力が揃っている人間は、やはり一度は自分でゲームを作りたくなってしまうものだ(断言)。特にTRPGの方がご無沙汰になっていると、妄想力の持っていき場が無くなってついいろいろ考えてしまう。というわけで自作ゲームのお話。
今作っているのは、「ドミニオン面白いな〜」「でもデッキ構築系はもうネタ被りすぎだろ」という辺りからスタートしたゲーム。試行錯誤するうちに、「ドラフトで事前構築したデッキをダイスで運用する」という形になった。細かいルールやギミックに斬新なものがあるわけではないが、このネタは個人的に気に入っている。いろいろアレンジして2、3作作りたいくらいのルールだ(笑)
しかしこのアイデアだけではゲームにならない。構築したデッキを運用するルールをまたあれこれ考えて……高校の生徒会選挙、というネタと合体した。これは昔作ったNOVAのシナリオの影響かも知れない。とりあえず謎の巨大学園ということにすれば、クラブや委員会をネタにして特殊カードが作りやすい。「究極超人あーる」や「蓬莱学園シリーズ」を参考にクラブを考え、データを作り、とりあえずプレイ可能なものができた。
そこからみかぬを筆頭に、友人達にテストプレイを協力してもらい、細かいデータをいじって調整を行った。奇跡的なことに(笑)基本のルール部分はそのまま遊べる出来だったので、色や戦術に関するバランス調整に集中できた。ある程度満足のいく状態になったので、とりあえず完成とした。
しかししばらく経って考えてみると、ゲームに必要なチップなどのコンポーネントが多数必要で取り回しが悪い。そこで資金などのデータ管理を個人ボードにまとめ、一部カードを調整してチップを削減した。現在は、
基本アクションカード 30枚(6種×5枚
追加アクションカード 60枚
プレイヤーボード 5枚
カウンター 20個
得票チップ 50枚

といったところ。あとはゆうに発注したイラストができれば、それを入れてひとまず完成だろうか。
とはいえカードは名刺シートのインクジェット打ち出しで、内容もテキストだけの簡素なもの。同人ゲームとしても完成とは言い難いレベルだ。実際に発表するならそこまで作り込まないといけないだろうが、残念ながら自分にデザイナーとしての能力は無い。データをぼちぼちいじりながら、システムの完成度を上げていくのが限界だろうなぁ。
……特に結論もオチも無いが、ゲームは遊ぶのも作るのも楽しいなぁ、というお話。最近いろいろあって遊ぶ頻度が減ってきていたが、新しいゲームを遊んだり、リプレイを読んだりするとまた出力(妄想)したい欲が出てくる。……あー遊びたい(笑)