ストーンエイジ

最近はBSW(オンラインで多数のボドゲが遊べるサイト)で、夜中にボドゲを遊ぶことが多い。最初はドミニオンばかりだったが、今では様々なゲームに手を出している。その中でも現在人気なのが「ストーンエイジ」だ。
実はこのゲーム、発売された当初に実際に遊んでみたことがある。その時の評価はイマイチだったが、それが逆転したのには理由がある。
石器時代をテーマに、各種素材を集めて得点を稼ぐ、作りとしてはオーソドックスなこのゲーム。ワーカープレイスメントゲーム(駒をボードに配置して、指定した行動を解決する)としても特に目新しいところは無い。このゲームの最大の特徴は、その配置した駒の数だけダイスを振り、その出目に応じた数の素材を入手できるところだ。駒の数は5〜10個と比較的たくさんダイスを振れるが、やはりダイスなので収穫は運次第。その素材をうまくやりくりして得点に変える計画が必要になる。
得点システムも独特で、素材を消費して作った 建物の得点以外に、ゲーム終了時にカードによるボーナス得点が入る。これがそれまでに開発してきた建物や畑、駒の数にカードの得点を掛け合わせたものになる。乗算なので大きな点になりやすく、最後に公開された点で勝負が決まるようになる。
このダイスと、乗算の得点がどうにも大味な印象で、手間の割には微妙なゲーム、というのが最初の印象だった。しかしオンライン上で何度か遊んで考えを改めた。
ダイス運は確かにあるが、多数のダイスを振るのでトータルとしては大きな差は出ない。またカードの得点も取る時には公開情報なので、各人の開発傾向によってある程度は予測できる。適当なようで、順序による場所の取り合いが熱いのだ。更にオンラインなのでダイスの合計や得点計算が手間要らずなのも重要だ。自分でダイスを振る爽快感とは無縁だが、オンライン上ではテンポの良い戦略ゲームとして高く評価できる。
現在のところ、オンラインでの勝率は5割弱。3〜4人ゲームとしては優秀な成績だが、最近みんなの腕が上がって勝率は落ちてきている。定跡も確立してきたところだし、新たな戦略を模索しているところだ。