ストーンエイジ

借りてきたゲームその1。海外ゲーマーの人気投票で上位を獲得して、期待の箱庭系開発ゲームだ。
テーマはタイトル通り石器時代。原始人の一部族として、木材や石、レンガや金塊といった素材を集めて、家を建てたり文明カードを獲得したりする。行動は大聖堂の建築家プロットのような、ボードに直接駒を置くタイプ。先手争いに駒を引くわけではないが、各行動は早い者勝ちなので駒を置く順番が重要になる。駒は最初5つだが、これも選択した行動によって増やすことが可能。自分の部族を発展させながら、得点に繋がる家やカードを集めていく。
プロットが終わったら、順番に行動解決。ここで珍しいのは、資材獲得にダイスを使うところ。獲得に割り当てた駒の数だけダイスを振り、出目が多ければ多数の資材を得られる。道具があればここで出目を修正できる。また、石や金塊といった価値の高い資材は高い出目を必要とするので、大人数を割り当てる必要がある。
最後に自分の部族の人数(駒の数)分、食料を消費してターン終了。駒を増やすとアクション数は増えるが、維持のためにたくさん食料が必要になるわけだ。
家を建てると価値に応じた得点が入り、文明カードは最後に発展分野によってボーナス得点が入る。これらの得点は乗算なので、うまく集中させると最後に100点近くのボーナスを稼ぐこともできる。
実際のゲームでは出目の悪い自分は駒を増やすことを重視して、ひたすら子供を産んだ(笑) 反面、道具は端数の修正レベルに。逆にきりすきは道具を最重視、高価な資材で家を建てまくり、建築で逃げ切る戦術だった。この二人が最後のギリギリ、資材のボーナスで争う結果になったのは、意外とバランスの良いゲームだということか。
感想としては、ダイスロールが入るのでランダム性があり、その分気楽にプロットできる大聖堂といった感じ。カツカツにならないし、待ち時間もそれなりなので楽しく遊ぶことができた。反面、得点が乗算なので派手なポイントになり、ちょっと大味な印象はあった。
開発系としては、プエルトリコよりはカタンが好きな人向けだろうか。個人的にはもう一工夫あればもっと良かったのだが。