大聖堂

同名の小説が原作らしいボードゲーム。ゲーマーの評価ではノートルダムを抑えて同年のランキング一位という人気のゲームだ。以前から気にはなっていたが、プレイ人数が4人までというのが引っかかって敬遠していた。今回6人まで対応のエキスパンションが出たので、某所で借りて試してみることにした。参加者はきりすき、C君、DEE、YOU-YAの4人。
ゲームは6ラウンドかけて大聖堂を建築し、過程で得た得点を競うタイプ。労働者を派遣して資材や資金を獲得し、職人がそれを得点に変換する。新たな職人や特殊カードを得ると得点の変換効率が良くなったりするが、どれも早い者勝ちだし、ラウンド中に選択できるアクションは3つなので、行動順が重要になる。その行動順の決め方が特殊で、プレイヤーの駒を3つづつ袋に入れて、引いた順番にアクションができる。ただし早い順番のアクションは、お金を支払わないと実行できず、払わないと最後に回されてしまう。このランダム性と駆け引きの妙がこのゲームの肝だろう。毎ラウンド公開される職人は決まっているので、慣れてくるとどのラウンドで先手を取るかといった計画性も重要になりそうだ。選択できるアクションは多いが、ボードに記載されているので把握しやすく、ルールの見通しが良いのもポイントが高い。
今回は全員が手探り状態のプレイだったが、終わってみると全員が1点差で並ぶという好勝負になった。資金稼ぎのC君、修道院のきりすきを抑え、DEEが一位となった。なるほど、これは確かに良ゲームだわ。