ドラゴンイヤー

今週は期待の新作を二つも入手した。というわけで、いつものメンバーを集めてゲーム会を開催した。
最初は今回が初プレイとなるドラゴンイヤー。ノートルダムの作者の新作だ。辰年には災いが重なるらしい。プレイヤーは中国の王子になって、辰年の12ヶ月を切り抜ける、というゲームだ。
災害というか毎ターンのイベントは6種類。セットアップの時点でイベントの内容はわかっているので、それに対応する(飢饉なら米を、疫病なら医者を)準備していかなければならない。しかしここで問題がある。手番が後の人間は、先のプレイヤーが選択した行動を行うにはお金が必要になるのだ(アミティスにも似たルールがあったな)。この行動順の争いが重要な要素になってくる。
プレイヤーの行動は1ターンに2回。アクションの選択と、雇用の選択だ。自分の宮廷にいる人材によって、得点やアクションの効果が変わってくるので、9種類ある人材の、どれを選択するかは重要な要素だ。更に人材には効果の高いベテランと、低い新人がいる。雇うときにはいずれかを選ぶことができる。ただ効果が低いだけなら新人を選ぶ意味は無いが、もう一つの要素、行動値がある。新人はベテランよりも行動値が高く設定されていて、この行動値の合計が毎ターンの行動順を決める。非常に悩ましい設定になっている。
ノートルダムの疫病と異なり、全ての災いを防ぐことは難しい。更に得点を稼ぐには、ある程度の犠牲を考慮に入れた上で立ち回る必要がありそうだ。今回は初手で得点チップを取ったDEEが独走し、差しきることができなかった。いろいろと得点のルートはあるゲームなので、イベントや流れに応じて作戦を考える必要がありそうだ。
(DEE一勝)