六門セカンド

実際に遊んでみたので感想。
まず行為判定に関してだが、前作より圧倒的に簡単になっている。ほとんどの場合計算の必要すら無く、ぱっと見で「判定値より上/下」を判断したら、それに技能以下のダイスの数を加えるだけで済む。戦闘時には成功度を数えながらダイスを握り、それに武器などの追加ダイスを加えればそのままダメージ判定ができる。判定のスピードは倍くらい違ってくるだろう。
メンバーの中には前作との相違が気になって戸惑う人もいたが、すぐに慣れると思っている。正直、いきなりこの判定で発表されたら「分かり難いシステムだな」と思うところだが、ファーストを下敷きに、軽くなったシステムとして見るとこの判定方法の利点がよくわかる。今まで遊んだことの無い人にも自信を持ってオススメできる(ルルブの読みやすさも段違いだし)。
判定方法の解説には、緑一色のマンガを見せるのが一番だが(笑)

キャラ性能で見ると、人間キャラは攻撃、防御ともに最初から安定している。判定方法の変更で初期から高い評価も出るようになったし、両手持ちその他で単純なダメージ能力も上がっている。代わりに成長の速度は緩やかになっていて、中級〜上級の、一番成長が面白い辺りが持続するようになっている。頭打ち感が早かったファーストより良いバランスと言えるだろう。
モンスターは、SSサイズのモンスターが、「ポケットに入れる」というオプションを獲得して、サイズ毎の棲み分けが確立された。同時召還の制限が厳しくなったので専業サモナーは微妙になったが、他クラスとのコンビネーションを意識した、兼業サモナーはパワーアップしたと言える。
魔術師などの「後衛型サモナー」は大型モンスターを状況に応じて使い分け、ナイトなどの「前衛型サモナー」は騎乗モンスターに乗って戦闘力をアップ。ウォリアーなどに1レベルのサモナーを混ぜた「タッチサモナー」はポケットにブラウニーズやラブスターを忍ばせて、自分を援護させる。極論するなら、パーティー全員が兼業サモナーでも良いくらいだ(笑)サイズや装備の関係で、モンスターの強さは「キャラクター0.7人分」といったところだが、成長を特化しやすいし、複数キャラを使える楽しみもある。その手の手間を惜しまない人にはサモナーは必須だろう。

長くなったが、六門オススメですよ。サザンでのデータ追加が楽しみだ。