天を決する大団円

再び読書の話。名作「封仙娘娘追宝録」の完結編にあたる本・・・の上巻(笑)

長編、短編取り混ぜたシリーズだが、どれも「理詰めで、かつ予想の斜め上を行く」切れ味の良い作品が多い。一時期身体を壊していたらしく、しばらく中断していた。EGFと並ぶ、「いいところまで盛り上げておいて中断という生殺しシリーズ」の一つとして危惧していたが、やっと完結ということで一安心だ。
文章は相変わらず軽快で、「そんなモノまで伏線にしてたのか」という周到さ(あるいはでっち上げ)も相変わらず。前巻で全滅した主人公パーティー(笑)を引き戻す準備はでき、完結前に一波乱起きたところで終了。これで下巻が出るのがまた来年、なら救われないが(笑)来月には出るようで一安心。楽しみに待つとしよう。

ところで、大団円を「大円団」だと、結構最近まで勘違いしていた。なんかその方が収まり良くない?(笑)