日曜日ゲーム会

お久しぶりのボドゲ会。バトルブレイクで集まって他に単発ゲームというのはあったが、まともにボドゲのみというのは随分ご無沙汰していた。今回の参加者はC君、DEE、ゆう、YOU-YAの4名。

「テラフォーマー」
宇宙で開発したり戦争したりの同人ボードゲーム。箱庭系のワーカープレイスメントなゲームだが、そのワーカーを置く場所が共有部分(早い者勝ち、ユニーク)と個別部分(内容は共通)に別れているところ、そしてその共有部分がカード式でゲームごとに内容が異なるところが新しい。
ゲームの基本は箱庭開発なので、ワーカーを増やしたり基本値を上げたり、戦争や祭りで得点を稼いだりする。この辺りは全員が共通なのだが、共有のアクションカードによって展開が異なる。ワーカーの維持に必要な緑化レベルが得点になったり、基礎となる科学レベルを無視できるカードがあったり。中でも宇宙人系のカードは1人1種しか持てず、奪いあいになったりするので悩ましい。1ゲームにかかる時間は短く、手軽に遊べるのもポイントが高い。同人ボドゲの中では傑作と言ってもいいのではないだろうか。あえて苦言を上げるなら、カードのバリエーションをもう少し増やして欲しかったというところか。
今回は環境を意識しすぎて開発が遅れたり、独自方面に進みすぎて失敗した感じ。(C君1勝、DEE1勝)

「クォーリアーズ」
今回の目玉(笑) 「ドミニオン」等のデッキビルド系ゲームで、カードの代わりにダイスを使うという意欲作だ。モンスターを召喚して闘わせるというテーマで、モンスターや魔法に対応した特殊な6面ダイスが130個(!)も付属している。
ゲームは共有の魔力ダイス、助手ダイスを個別の袋に入れて、7種のモンスター、3種の魔法カードをランダムに選択、対応するダイスを準備して開始する。袋から6個のダイスを取りだし、出た魔力でモンスターや魔法のダイスを購入したり、モンスターを召喚したりする。召喚したモンスターは他プレイヤーのモンスターを攻撃し、次ターンまで生き延びたモンスターは得点になる。この得点を規定値まで稼いだプレイヤーの勝ちとなる。
ダイスを購入し、袋(デッキ)からランダムに引いてくるところはまさに「ドミニオン」。しかし引いたダイスを振って、出目によってモンスターが召喚できたりできなかったり、また出目で強さが異なる辺りがダイスゲームの良さだ。引き運+ダイス運ということでカードゲームよりは大味な印象はあるが、テーマ性とコンポーネントの楽しさで相殺といったところか。4人プレイではややあっさり風味な印象だったが、3人プレイの得点ならしっかり楽しめた。デッキビルド系ゲーム、ダイスゲームの好みによって好き嫌いは別れるかもしれないが、どちらかが好きな人にはオススメなゲームだ。(YOU-YA1勝、C君1勝、DEE2勝)
スコットランドの領主たち」
地味なコンポーネントながら、派手なカード効果の応酬で大好評なこのゲーム。今回も2枚取り、得点交換、伏せて倍付けなど予想もつかない展開ながらそれなりにバランスよく得点を稼ぎ、全員が一位を狙える展開で最終ラウンドまで戦えた。(DEE1勝)