日曜日ゲーム会 その1

いろいろあって新作がズラリと揃ったゲーム会。軽く製作中ゲームのテストプレイをやって、後は初プレイのゲームばかりだった。
コンスタンチノープル」某店から借りてきた箱庭系の開発ゲーム。いきなりだが、かなり重い。
各フェイズは同時進行が多いものの、「入札〉貿易解決〉生産〉建設〉貿易処理〉寄付」とやることがかなり多い。ルールや制限も多い(ルールの説明文だけで20ページ以上)。実際ルールの説明をしながら1ラウンドこなすのに1時間以上かかったと思う。しかも序盤は金銭の制限がキツく、かなり厳しい印象だった。
ゲーム的には資金で各施設を購入し、生産された資源をやりくりするというスタンダードな感じ。資源の使い道が、売買や施設での消費、寄付(勝利点稼ぎ)以外に、貿易(契約)というものがあるところが独自色ってな感じだ。プレイヤーは各自船を持ち、これを使って契約カードで指示された資源を運んで資金や得点を稼ぐことができる。契約カードはランダムに配られるが、施設や役割の特権などで多く引くこともできるので、運次第だがある程度コントロールすることはできる。
こうして稼いだ資金で新たな生産施設を購入し、消費できる施設で得点を稼いだり、特殊効果のある施設や高額の得点施設を建てていく。序盤は5や10の資金のやりくりに苦労する状態だが、貿易が軌道に乗り始めるとだんだん楽になり、最終的には50以上の価格の施設も建てられるようになってくる。この辺りの加速具合が絶妙で、後半はルールの慣れも加わって序盤とは段違いにテンポの良いゲームになっていた。
正直、ゲームのルールとしてはそれ程斬新な点があるわけではない。タイルや駒も多くセットアップも大変だし、新たなプレイヤーを加えて1からルールを説明するのはちょっとやっかいだな〜、というゲームだ(笑) しかしその分完成度は高く、施設の組み合わせや役割などで各人異なる展開を見せながら、最後の最後まで勝敗のわからない面白いゲームだった。プレイ人数が5人までというのも個人的には評価が高い。箱の重さやルールの厚さを見てワクワクできる類のプレイヤーには一度オススメしたいゲームだ(笑)