復活の地

小川一水の、震災復興モノとでも言うようなSF。
皇族の支配する惑星、レンカの首都で大規模な地震が発生。議会も公的機関も壊滅状態の中、官僚である主人公が首都の復興を目指す。これに民族問題、皇族と政治、他星との交流と、あれこれの要素が絡み合いながら、最後の「予定された震災」に向けて話は進んでいく。

阪神淡路の震災を下敷きに描かれた本作だが、ちょうど出版された頃に長野の地震があり、やけにタイムリーな作品だった。そして日曜から久しぶりに読み返していたら、再び地震が。なんだかスゴいな(笑)