日曜日ゲーム会 その2

「ロストテンプル」
カードゲームの名作「操り人形」をデザイナー自身がボードゲームとしてリメイクしたもの。建物を建てる代わりにジャングルを進むレースゲームになっている。役割カードのドラフト部分は「操り人形」とほぼ同じ。選択した役割順にターンが周り、特殊能力を使ったり駒を進めたりできる。
役割は他のキャラクターを指名して位置を入れ替える「呪術師」や、宝石を奪う「盗賊」、持っている宝石を全て消費し、その2倍進める「漁民」など。前作のテイストを残したものから独特なものまで揃っている。
肝心のゲームだが、これは4人で遊ぶゲームではない(笑) 地味な能力と派手な能力が同居していたり、その中でもゲームが進んでいくように調整されていたりと様々な工夫がなされているが、4人では大味な印象がある。これは6人くらいで役割が行き渡るようなバランスで遊ぶものだろう。正直、今回の参加者には合わなかったようだ。(YOU-YA1勝)
「エルダーサイン」
タイトルからもわかるように、クトゥルフ神話をモチーフにした協力型のダイスゲーム。プレイヤーは探索者となってイベントをこなし、旧きものの復活を阻止する。単体では難しいダイス判定もあるが、アイテムでダイスを増やしたり、仲間と協力して出目をキープしたりしてクリアしていく。失敗すると肉体や精神にダメージを受け、0になると脱落する。しかしそこで終わりというわけではなく、別の探索者で続きを遊べるというのはクトゥルフらしいかも(勿論ペナルティーはあるが)。
時間の縛りはあるがこの手の協力ゲームにしては緩やかで、コツコツ簡単なイベントをこなしてリソースを増やし、難しいイベントに挑戦していくようなゲームになっている。ボードゲームというよりは、TRPGの雰囲気に近い感じだ。探索者も肉体と精神、特殊能力等で得意分野が違うので、その辺りを生かして相談、協力していく過程を楽しむゲームだろう。実際のゲームでは、自分の出目は駄目な感じだったがこれはいつものこと(笑) KAZがダイスで活躍し、異世界イベントをうまく生かして比較的楽にヨグ・ソトースを復活前に封印することができた。次はクトゥルフか、最近人気のニャル様か(笑)

「七不思議」
最後に遊んだのは拡張つきの七不思議。今回の文明は「小便小僧」で、リーダーは全ての素材を1コインで購入できる人。ついでに技術アイコンを持つキャラクターを二人も取れたので、完全に緑文明モード。灰色素材だけを揃えてあとは緑の連鎖便り。技術の得点だけで62点を叩き出し、勝つことができた。手軽なゲームながら勝ち筋は多い、やはり名作と呼べるゲームだ。(YOU-YA1勝)