キングオブトーキョー

リチャード・ガーフィールド作のボードゲーム。「マジック・ザ・ギャザリング」の作者として有名な人だが、個人的には「フィルシーリッチ」の作者としても評価しているデザイナーだ。カードバインダーを使った斬新なシステムと、特殊カードやダイスを使ったカジュアルな楽しさを持ったゲームだった。というわけで今回も期待を込めて、苦しい家計の中購入した(笑)
今回は東京を襲う怪獣になって、他の怪獣と戦うというゲーム。イラストもアメコミ調と言うかコミカルな感じで、かなりライトな印象を受ける。そして遊んでみると、やはりそういうゲームだった(笑)
プレイヤーはダイスを6個振り(2回まで任意振り直し可)、その出目によって得点やエネルギーを獲得し、他のモンスターを攻撃する。ゲームの舞台である東京を支配していれば得点を得られるが、他のモンスターから攻撃される。攻撃や回復をバランス良く行いながら、エネルギーを貯めて特殊能力カードを獲得していく。得点を20点獲得するか、他のモンスターを全て倒せば勝ちとなる。
やってみるとわかるが、大味なゲームだ。ダイス次第であっさり勝つこともあれば、攻撃を食らって脱落することもある。しかし1ゲームの時間は短いし、テンポも良いので「もう1回!」と続けて遊びたくなる。攻撃目標は決まっているので、殴りあいのゲームだが遺恨は残らない。特殊能力カードは様々なものがあり、コンボや使い方を考えてあれこれ試すのが面白い。このあたりは「フィルシーリッチ」に通じるものがあるが、ゲームのスピードはこちらが圧倒的に早い。みんなでワイワイ楽しむカジュアルゲームとしてオススメだ。ちなみにダイスゲームということで、俺の勝率はかなり低い……というか、現在1勝のみだ(笑)(完全破壊コンボを決めて4ターンキル(笑))